アクアマリンの秘密
アクアマリンの王宮が完全に復旧し、お父様が王座について、おじい様はナチュラルアースに帰られた。
おじい様が言うには、やっぱり自分の作った国だから愛着があるんだって。



みんなは…というと…

あ!!桃依はアクアマリンの輸送機器の整備士として働いてくれているの。
元々機械を動かすのが得意だったし…。
あとはあたしと一緒に勉強したり、暇な時間はお喋りしたり…、相変わらず仲良く一緒に過ごしてる。
桃依の笑顔はあたしにたくさん元気をくれる。
桃依はよく甘えてくるから、やっぱりなんだか弟みたいですごく可愛いなって思ったりしてる。


えーっと…白斗さんは…
アクアマリン王宮の専属医師として働いてくださってる一方で、桃依が完全にマスターしたテレポートでディープオーシャンにも帰ってるみたい。
やっぱり故郷のことも大事だもんね。
故郷の復興のために働いたりと、ここのところすごく忙しそう…。
それでも時間のある時は、みんなで食事をとったりしてるんだけど…。
白斗さんのためにあたしが出来ることは何かなって考えてる。


紫紀さんは…
アクアマリンの防衛隊の指揮官として働いてくださっている。
王宮の警備が主な仕事。
あと、時々おじい様が『時』について研究なさってるから、それに付き合っていたりもするみたい。ナチュラルアースに行ってることもしばしば…。


あ、あとね、瑠香と紫紀さんって仲がいいの。
時々二人で話してたりするんだ。
特別笑ってたりするわけでもないんだけど…でもなんだか二人の間には特別な空気が流れてるようにも見えるの…。
誰も信じてくれないんだけどね。


瑠香は相変わらずあたしの付き人をしてくれている。
あたしは付き人なんていらないって言ったんだけど立場上?必要なみたいで…。
でもあたしは瑠香をただの付き人じゃなくて、友達だと思ってる。
瑠香は真面目だから…そうは言ってくれないし、相変わらず身分とか立場とかかえって色々言われちゃう。



< 658 / 678 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop