恋色の紙ヒコーキ
「いつもより…なんか…上手く言えないけど…」

「ん?」

「なんか…いつもより…強引で…ちょっとだけ違う人みたい…。」

「そう…かな…?」

「そうだよっ!!だからあたし、今日こんなにドキドキしてるんだからっ!!」

「それは…俺も同じだから。」

「へっ?」

「心拍数、同じ。」

「…うん…。」



そう頷きながら、俺の方に身を寄せてくるはるを俺はぎゅっと抱きしめた。



「はる。」

「ん?」

「キス…していい?」

「…うん…。」


そう言って目を閉じたはるに俺は優しくキスをした。
1回でやめるつもりだったけど、あまりにも可愛すぎるはるの前で、俺の理性なんかは呆気なく崩壊して、何度も何度もキスをした。


*陽side END*

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