今夜,君と…。

夢中に。

ナナセのほっぺたのピンクのチークに隠されていたのは,決して小さくはない…








アザやった。



慌てて隠すナナセを思わず抱き締めてしまった。


「?!ッあの…。」





気付いてもーた。









こいつ…暴力振るわれてたな。



悲しい事実。


ほっぺたに触った時も。


抱き締めた時も。


ビクッて怯えるねん。


初対面とかじゃなく,





近付く手を怖がったナナセ。







そんなお前を心から守りたいと思った。






これを恋とよぶのかは,まだわからんけど…。
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