今夜,君と…。
俺は無理やりナナセから携帯を奪い,自分の番号とアドレスを登録した。

「よし!」

「ちょ…困り…ます。」

「いらんかったら消して!でも泣くんやったらかけてこい!」

「……」

「お前のは聞かんからさ。うざかったらマジ消してええから。」

「…ありがとう。」

ナナセは少し笑った。


つり目やのに笑うと目がたれて,化粧はボロボロやのに,めちゃめちゃ可愛かった。


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