今夜,君と…。
「…あ゙ぁ〜〜もう!!!」

「…?」

春は顔を上げた。
そんな目で見んなや…。

「次,ちょっとでも疑うようなことしたら絶対別れるからな!!」

「よぉ…ごめ……ありがと……。」






まあ〜た許してもうた。

涙に弱いってか意思が弱いんかな…?



「陽太!携帯鳴ってる!」

春がテーブルの上に置いてあった俺の携帯を指差した。

「おう!…?」



[新着メール1件]

知らんアドレスからやった。


[黒服サンどうもありがとう(・ω・)この名前は本名?(笑)まあまたいつか会えたらいいですね
‥MiZuKi NaNaSe‥]





ナナセ!!!!!

せや!俺はナナセに恋したんやった!

やのに何をまた涙に負けとんねん!!

「…春?あのさ…」

「なあ〜に〜?」

春はいつもの春に戻っててニコニコしながら俺を見てた。




「…なんもない…。」






後悔先に立たず…。
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