恋~れんごく~獄
小さい時から、奈津子が何をやっても適わなかった同い年の女、そして奈津子を何かといじめ続けてきた女、美加華。
何の因果か、小学校から大学に至るまで、全て同じ、そして同じクラス。奈津子は美加華を憎んでいた。
大学のサークルこそ違えど、奈津子は、自分の恋路が阻まれたのは、鼻が利く、美加華の謀略だと思っていた。
実際は、これに限りはただの偶然だったのだが…


-悪魔の様な女には、悪魔にふさわしい最期がきっと訪れる…-


ずっと願ってきた、そんな奈津子がむしろ、果ては、とある日の夜道、見知らぬ男に襲われるという悲劇。


…自分で書くしかなかった、自分を苛み続けた女への復讐劇。
恐らく、登場人物、「流石武浩」と、奈津子を襲った犯人の名の一致は、単なる偶然だろう。


…何にせよ、全てが終わった。F病院の一室。ベッドの上で母親に付き添われながら奈津子は、まだまだ蒸し暑い晩夏の風景を窓越しに見つめている。


「ん?どうしたの、奈津子。」
「あの雲ぉ、まるぅであんぱんみたい…」


参考文献
広辞苑 第六版
岩波書店 2008

ジーニアス英和辞典
第四版
大修館書店
2006-2008
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