恋~れんごく~獄
やはりこの女の子が、三堂奈津子であり、例のノートを落とした場所がここではないかと言う発想に、彼女はたどり着いたらしい。
受付員に届け出がない事を伝えられると、ひどく落ち込んだ表情で図書館を後にした。武浩は、すれ違い様につぶやいた、彼女の言葉を聞き逃さなかった。


-どういう意味だ?調子に乗って書かなければ良かったって-


すれ違い様の奈津子の表情は、ひどく青ざめていた。


-この日記…そんなに特別な物なのか?-


武浩は、ぱらぱらとページを端折り読みした。そしてある一行に差し掛かった時、武浩はぎょっとした。
…飾り気の無い、カジュアルな服装。癖っ毛のショートヘアーで古臭い丸眼鏡。至って地味な奈津子のおぞましい告白文…


*…私、三堂奈津子は悪魔です。敬愛している美加華姉さまから、真さんを寝取りました…*
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