『その声でささやいて』キケンな教師と危ないカンケイ
だけど、明日はテスト最終日。
どんなに強請ったところで、聞いてもらえない事も分かってる。
半ば仕方なく、助手席に乗り込む。
その車内は、やっぱり静かでエアコンの送風音しか聞こえてこなかった。
その筈だったのに…
運転席に座るこの車の主は、顔に似合わず鼻歌を唄っている。
妙に上機嫌なのは、運転手だけではない。
――私も同じ。
だだ…先生と私の心の底にある気持ちまで同じなのかは、分からない。
同じならいいのに…と小さく成り行くクリスマスツリーを見つめながら思った。