君しかいらない
「すみませんが…行ってきますね」

居間のドアも開けずに

あの女の焦る声が聞こえて来て

お父さんはただ分かった。とだけ応えた。

「何処に行ったの?」

「叔父さんの所だよ。入院に必要な道具を届けてやらなきゃならないし…

それにカナリ塞ぎこんでいるようだから…

傍にいてやりたいんだろう…。」

「…そうだよね…」


< 245 / 1,001 >

この作品をシェア

pagetop