君しかいらない


目的もなく

ただ

やみくもに歩いてたはずのあたしの足は


光輝のマンションの前で止まっていた。





自分でもよく

わからなかった。




ただ



知也がいつも通り仕事に行って

いつも通りの一人の時間が

やけに怖かった。





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