君しかいらない



この間まで

真っ白な世界だったここも

いつの間にか春の匂いが鼻をくすぐる季節へと生まれ変わろうとしていた。



まだ冷たい水道の蛇口を思いっきりひねると

真理子の大好きなミニトマトがボウルの中で踊りだす。



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