君しかいらない

耳元から

懐かしい愛しい知也の声が聞こえる。



「なんで…?

とつぜんん電話なんて?」


『花があったから…』


「…花?」


『真琴は毎年決まった花をお供えしてくれる。

…莉子だろ?

姉さんの墓に花を供えてくれたのは』


『あっ…』



隠す事じゃないのに

返答に困って言葉に詰まる。



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