キミ専用テレパシー



「私もそろそろ準備しよっと。」


今日はワンピース着ようかなー。
髪型もセットしてみようかな。


どうやら私は、恋心に気付くと急に可愛くなりたがるらしい。いつもなら、髪型なんてストレートのままなのに。



結局、水色のワンピースに決めて、ポニーテールをしてみることにした。


「急に何?って思われないかなぁ…。」


なにこの人、気合い入っちゃってんの?
まさか!俺のこと好きな感じ?
ダメダメ!俺は美人がいいんだゼ☆


頭の中で、悪?な神田くんが再生される。


「いやいやいや!神田くんはそんな口調じゃない!しかも、俺って言わないし。」


こんな事をしてる間に、時間は過ぎているわけで…。


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