キミ専用テレパシー



「あ、神田くんだ!」



放課後に駅前のケーキ屋に千香と行った。



すると、そこには1人でケーキを食べている神田くんの姿があった。



「あ、こんにちは。」


「あれ?1人?」



神田くんは、もちろん、といった様子で頷いた。



「あっ、一緒にいいかな?」


「ちょっと千香!」



千香は必死に止める私を無視して

「いいよね?」と神田くんに聞く。



「別に構わないけど、僕は。」



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