キミ専用テレパシー

モテ期到来?




その日の夜。

ベッドで今日のことを思い出してニヤニヤしていると、突然携帯からお気に入りの音楽が流れた。



(…神田くんだ!)



一気に心臓がドキドキして、息を整えてから電話に出た。



「もしもし。」


「神田ですけど、今大丈夫ですか?」


「はい。大丈夫ですよ〜。」


「今日はありがとうございました。それだけ言いたくて。」


「こちらこそ、本当に楽しかったです。ありがとうございました。あ、クラゲも嬉しかったです。」



神田くんが電話の向こうでクスッと笑ったのが聞こえて、なんだか私も可笑しくなった。



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