キミ専用テレパシー
次の日のお昼休みに、千香にその事を話すと、意外な反応が返ってきた。
「うん。よかった。でも、そんなひなに、残念なお知らせがあります。大変な事態だよ、これは。」
「残念なお知らせ?え、なに?」
千香がなにやら真剣な顔で言うから、思わず息をのむ。
「隆弘の後輩で、ひなの事気に入ってる子が出現だとさ。でね、神田くんをライバル視してしまってるそうです。あぁ、残念。」
「……はい?」
「試合見に来てた時に、一目惚れだって。どうする?」
「え、え。ちょっと待って。すごく混乱してる。どうなってるの?」
「こっちが聞きたいよ〜。なんでひなばっかりモテちゃうの?」
「そっち?!」