君のホームランで、連れてって!!



「...んっ」



悠は菜緒を抱きしめた。



「これが最後」


と言わないばかりに長いキスだった。




「...菜緒」





耳元で囁いた。


菜緒の心には深く残っていた。



「好きだよ」




悠が本気で言った言葉も・・・。






でも、これが

「最後のキス」

だなんて、菜緒は思いもしなかったんだ。












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