姫様の秘密❤

「俺、ちょっと電話してくる!」

と二人に言い、教室を出る。


廊下に出ると、ケータイをいじる。



プルルゥ…
プルルル…

ブツ


「もしもし?恋歌?なんか用?」

電話から聞こえてくるのは正しくタツの声。

「今周りに人いるか?」

「ううん。誰も。」


そうか。榊のヤローもどっか行ったか。


「…お前のクラスに転校生来ただろ。」

「はい。…あれ?なんで恋歌が知って…」

「あれ、ゥチだ。」

「うん。」


あれ?何も反応ナシ?




もっと驚くとか…こう…


「って、ぇええええええええええええええええええええええ!」


耳がキーンとする。

ア○レちゃんでも走っているようだ。


「キーーーーン!」

わ!本物現れたよ!

ってか、廊下は走っちゃいけません!
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