うさぎと彼 [完]
「みやっちゃんぐっもーにーん!」
「おっ、おはよ」
目が合わせられない。
これが、恋……なのか
こんな胸のどきどきは私にとって初体験だ。
「みやっちゃんいつもと違う?」
「違くない!」
あ、目合った。
……合ってしまった。
顔がみるみる熱くなるのが分かる。
「え、顔赤いけど……熱あるんじゃ……」
友悟くんが私の額に触れようとする。
「〜っ、ないからっ!」
「……?そう?」
反射的に舞を見ると
ニヤニヤを通り越して
ニコニコしていた。