2匹の蝶々


「…い、ん?」


頬を赤く染めながら、心は俺を見た。


「すきだよ、こころ。」
「うん。あたしもいんがすき」


心はニコッと笑う。


心はきっと双子の弟として言ったんだろう。


けど、俺は。

この時、確かに恋愛感情があったんだ。

< 3 / 113 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop