君の瞳が愛をささやく
ようやく頭の中が繋がった気がした。


だから莉緒は突然別れを告げたんだ…


「陸さん…
これからどうするの?」


澪ちゃんが言った。


「もう何も知らない頃には戻れないよ?
莉緒さんの事、知ってしまったんだよ?」


俺は俯いた。


「…莉緒は俺が見舞いに来るのは望まないか…」


「そうだね…
そのために莉緒さんは陸さんに別れを告げたんだもん。」


「澪…」


臣が心配そうに俺達を見ていた。


「陸兄…姉さんは手紙楽しみにしてるよ?
陸兄が書いてくれる日常を嬉しそうに読んでる。」


「臣…」


俺はどうしたら良い?


莉緒の為に何が出来る?


俺は…
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