私の専属執事。
「神木さん。」


「お迎えに上がりました。」


「うん、ありがと。」


ど、どうなのかな。


似合ってる?


どれだけ服が可愛くてもあたしがそれを壊してないとは、言い切れない。


お父さんもなんだってこんなにいかにも"女の子"ってかんじの服にしたんだろ。


あたしが気に入ると思って?


それともやっぱり"馬子にも衣装"って事なのかな。


……………。


後者な気がしてならないのは、気のせいではないような……。


「お嬢様。」


「ん、何?」


「その、とてもよく似合ってます。
可愛いですね。
っとすみません。
でしゃばりました。」


ドキン


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