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中にはウェイターをこなす女性や高校生…
厨房もマフィアに属するような人たちには見えなかった…


普通の喫茶店だった…




………しかし大和田の姿が見当たらない……


『………ご注文が決まりましたらお呼びくださ~い…!』
高校生の女の子にカウンターへ案内されてからも辺りを見渡すが、全く大和田らしき人物はいなかった……




結局父はその日、軽く食事を済ませて帰宅した……






『………クソッ…!…どこに消えやがった…!?』
帰ってきてからというものの父は焼酎を飲みながら口々に何度もつぶやいた……





カランッ……




焼酎を飲み干そうとした時………




『……………ッ!……コレだ…!』




『………………』

はるなはその父の姿を部屋の隙間から見ていた…







翌日、はるなが学校から帰宅すると、大和田と晩酌を共にする父の日姿があった………




『………ハハハッ……コレがうちの娘でねぇ~…』


父は自慢するように、はるなの手を引っ張って紹介した。
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