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「…確かに…俺たちの管轄で、今までの事件がほとんど神奈川で起きていることから被疑者は神奈川にいると考えられる………だが…3ヵ月……俺たちには解決できなかった…!……もう引き渡すしかない…。…俺たちだっていつ狙われるか分からない…!」
「……身を…引くんですか…?」
桜田がその質問をすると原田はさらに顔をしかめた。
「……とにかく…残りの期間……俺たちにできることをやろう…!……どうするかはこれからだ…」
そう言うと原田は建物の中へ入っていった。
桜田にも何もできないのが現状だ…
原田の気持ちは痛いほど分かる……
「………チッ!」
原田が舌打ちをしたと同時に桜田も現場を覗いた。
血と腐食の匂い…
建物はコンクリートでできているが、現場は錆だらけの格子で囲われていた。
だが格子一本一本には無数の釘が容赦なく突き出していた。
現場には素っ裸の男がうつ伏せになって倒れている。
体には幾つもの穴が空いていて出血の痕があった。