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「………今回もだ…」

原田が指差した先には、倒れている男の首もとに『×』印の引っ掻いたような傷跡があった…

この印があることで、今回の事件も同一人物だと判断する…


そして部屋には至る所に監視カメラがある。


……ということは今回も同様に『あるもの』が残されているという意味になる…






「………やはりありましたね……ビデオ……。」
「…あぁ…。」
鑑識がビデオを袋に入れたまま持ってきた。


「……指紋は?」
「…誰一人付いておりませんでした…。」
鑑識が残念そうな顔をする。


「……ふぅ……ご苦労…。」
溜め息混じりに原田が言うと、鑑識は映像をコピーしたDVDを渡して去っていった。




原田は別の捜査官からDVDプレイヤーを借りると躊躇なくDVDを挿入した。



「…………」
「…………」
映像に見入る。




男が地べたに仰向けになって気を失っている。


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