×




ピッ…
0:03…





キィィィィン…



耳なりと共に体が後ろに倒れていく…





ピッ…
0:02…





バタンッ…!!


体は地面に叩きつけられ、うつ伏せになった…






ピッ…
0:01…









そしてそのままスッと力は抜けていく…









ピーーッ…
0:00…






プシュゥゥウ…!







プツンッ…


映像が切れた。






男の額を見ると、大きくえぐり取られたような穴がぽっかり空いている…




「……今回の正解はこの格子だったようです…」
先ほどの鑑識がドアから向かって右側にある格子を外した。

「…畜生っ!!」

「……これも…『X』の仕業…ですか…?」
「…あぁ…。今回もご丁寧に刻んでやがる…」

男の首元を見ると赤い『×』の傷が付いていた。

引っ掻き傷が『X』に似ていることから彼らは『×』印を付けていく犯人を『X(エックス)』と呼ぶ…


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