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「…ねぇ!コレ見て!!」
「…今度は何だよ!!」
長瀬がしゃがみこんで見ているのは足下の白いタイルの中心にある『×』印の鍵穴だった。




「…待て…!…1つだけじゃない…!」
南沢の言う通り部屋にあるタイル全てに1つずつ鍵穴がある。
ドアや蛍光灯が埋め込まれて形が不完全なタイルを除き、規則正しく白黒並んでいるすべてのタイルの中央に鍵穴がくっきり刻まれていた。






「……どうゆうことだよ…!」



「…………」












バタンッ…!!




「…キャァ…!!」

突如ドアが締まったため6人がビクンと後ろを振り返った。




ガチャガチャ…


「…畜生っ!開かねぇ!!」





そして…



『………ザザ…』





「……始まるわ…!」
武本がつぶやいた。





天井から声が部屋中に響き渡る…

『……ザザー………また会えたな…。…まずは第1の扉を通過できた君たちを祝福しよう……おめでとう…。』

「…おいっ!ここから出せよ…!」

『…では、第2の扉を開けるためのルールを説明しよう……。』

「…クソッ!」



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