ADULT CHILDREN


その後30分くらいが経ち雄太から電話が鳴った。


「早退して今から修平のところに行くから」



雄太は修平と話してまた連絡すると言った。



両親と離れたくて
自分を守りたくて地元を離れた事にまた後悔した。


子供を守りたい
旦那との関係を壊したくない…
そんな理由を並べて地元から何百キロも離れた知らない町に来たけど
結局私は逃げただけなのかもしれない。



現実から逃げたくても逃げられない修平。



彼と離れている私には顔を見て話を聞いてあげる事すら出来ない。




また自分の選んだ道に少し後悔した。

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