ちっぽけであっぱれな人生
俺は昔から霊感ってもんが多少あって,聞こえたり感じたり見えたりしてた。



いつも通り学校から帰り,自分の部屋へ向かう途中……



台所の椅子に大ちゃんが座ってるのが見えた




俺「大ちゃん?!いつから………」


…………………?



アレ?おれへん…気のせいか…



ブルルルルル♪


って思ってたら電話が鳴った。




親父が出て話してる。



何の電話やろ?



親父「……うん分かった。」




親父が無表情で泣いてる……



初めてみた親父の涙。



俺「どないしてん?!何の電話やったんや?!」


親父「大ちゃんなぁ…………………………死んでしもたんやて」



言葉と同時に親父は泣き出した。




俺も泣きそうになったが泣くことはなかった。




大ちゃんから,


男が泣く時は親が死んだ時だけやって教わったから……


「ワシが死んでも暗い顔すな!通夜でもみんなで酒飲んで騒いで笑え!!」




いつも言うてた。



親父は約束通り通夜で酒を飲み,来ていた関係者な親族とワッハッハッて笑ってた。



じっと目をつぶり震えを我慢してた。



何でみんな笑えるねん?!大ちゃんが…大ちゃんが!!



みんなを睨むように見た




それを見て泣きそうになった……
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