ちっぽけであっぱれな人生
「奥田くん奥田くん」
……?
一人で授業をサボって近くの喫茶店で昼寝していたら知らない女に声をかけられた。
俺「せっかく寝てたのに…俺を起こすとはエェ度胸やなぁ」
「ごっ‥ごめん!」
俺「…………で?何?ちゅーかお前誰やねん?」
「私さくら…隣のクラスなんやけど……」
俺は女友達なんてもんは1人も居なかった。
女という生き物に免疫がなく,どう接したらいいのか分からない。
目が覚めて現状把握……
やばっ!俺女と2人きりやん(汗)
俺「すまんけど知らへんなぁ」
さくら「話したことなかったしなぁ☆」
俺「それでぇ…何の用?」
さくら「あ,私の友達が奥田くんと連絡取りたいって!良かったらアドレス教えてもらえんかな?」
すごく赤面しながら聞いてきてるなぁ…本人が直接来たらエェのに。
その当時の携帯は,普及しはじめて2年も経っていなかった。
赤外線なんてものはないし,カメラなんてものはない…着うたなんてものもなく着メロだった。
面倒臭いがメールアドレスを紙に書き渡した。
さくら「ありがとう!!また本人から連絡させるな☆」
嬉しそうに飛び出して行き,静けさが戻った。