流れ橋
段々、花火大会の時間がせまってきた。最後のほうには、あまりに、楽しい時間だったので浴衣を着るだけで満足したわたし達は、仕方ないので花火でも見に行ってくるか。と、いうような気分になっていた。

全く、何やってんだか。たかが、浴衣を着るだけでこんなにテンションが上がって。

こんなんで、今日という日を果たして、無事乗り切れるのか。わたしは、心配になってきた。

「よっしゃー。気合い入れて行こう。」わたしは、そういって鏡の前から離れた。

途端に、みんな笑い声を上げた。「藍ちゃんの気合いには、敵わないね。さぁ、みんな行きましょうか。」と、おばさんは、笑顔でわたしの肩を叩きながら言った。

それを、合図にみんな立ち上がり、部屋を出ていった。
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