流れ橋
わたしは、たずねた。
「心配しないで。会場付近に親戚が住んでるの。そこに停めさせてもらうから。帰りは、その親戚の家に集合しましょう。」おばさんは、言った。

それから、すぐ朋子の親戚の家につき、おばさんとそこで、別れてわたし達は、会場まで歩いた。

やはり、わたし達がエリアの中に入って、すぐに規制がかかったようだった。

道路は、車が走っておらず、歩行者天国のようになっていた。

砂浜までは、1キロぐらい距離があった。

その道の途中、小さな民宿があちこちに立ち並んでいる。大体、海の家は、そこの民宿の人達が交互に営業していたので、わたしは、民宿の人の顔をすべて覚えていた。

その民宿通りを過ぎる辺りから、道の両端に提灯がつけられていた。

駅で、見かけたものと同じものであったが、この辺りは、外灯が全くない地域なので、この提灯の明かりは、何より心強い。

この場所で見る提灯は、人々をちゃんと会場まで導いているようだ。
< 133 / 201 >

この作品をシェア

pagetop