流れ橋
ここからだと、田中くんの背中しか見えないので、彼がどんな表情をしているか見えなかった。
朋子の提案に、先輩はすぐ頷いた。「藍子ちゃん、頑張ってね。よし、みんなで応援に行こう。いつがいいかな。」先輩は、朋子の顔を見ながら夢中で話をしている。
この二人、一体どうして、いつまでもくっつかないのか。わたしは、段々わかってきた。先輩は、少し空気が読めないというか、鈍感なところがあった。
先輩は、さっきから、押し黙ったままの田中くんに目がいっていない。ひたすら、朋子としゃべっている。
それに、朋子が先輩を見つめる目。誰が見ても好きだといっているのに。
わたしは、ため息がもれた。やはり、今日朋子が告白しない限り、二人の関係は、変わりそうにないと思った。
そんなことを考えながら暗い道を歩きつづけていくうちに、提灯のあかりが途切れた。急に、ざわざわと人の声、波の音が聞こえてきた。顔を上げると目の前に、海が広がっていた。
朋子の提案に、先輩はすぐ頷いた。「藍子ちゃん、頑張ってね。よし、みんなで応援に行こう。いつがいいかな。」先輩は、朋子の顔を見ながら夢中で話をしている。
この二人、一体どうして、いつまでもくっつかないのか。わたしは、段々わかってきた。先輩は、少し空気が読めないというか、鈍感なところがあった。
先輩は、さっきから、押し黙ったままの田中くんに目がいっていない。ひたすら、朋子としゃべっている。
それに、朋子が先輩を見つめる目。誰が見ても好きだといっているのに。
わたしは、ため息がもれた。やはり、今日朋子が告白しない限り、二人の関係は、変わりそうにないと思った。
そんなことを考えながら暗い道を歩きつづけていくうちに、提灯のあかりが途切れた。急に、ざわざわと人の声、波の音が聞こえてきた。顔を上げると目の前に、海が広がっていた。