流れ橋
「いいね。わたし達もやりたいね。教えてよ。」朋子が、わたしを見ながらいった。

すると、「僕もあんまり上手くないよ。いいけど、有川は興味あるわけ?」田中くんもわたしを見ている。

わたしは、なんて返事をしていいか、分からず困っていた。

そしたら、すかさず先輩が「藍子ちゃんも興味あるに決まってんだろ。じゃ、みんな夏休み入ったら、やろうか?」といって話をまとめた。

これでまたひとつ、楽しみにすることができた。

わたしは、嬉しくて「楽しみだね。」と笑った。

「私も。」朋子も嬉しそうだ。

「あ、そうだ。藍子、夏休みに和食屋さんでバイトするんだよね。今度、和食屋にみんなで食べに行こうよ。」朋子は、こちらを見ながら笑いを押し殺している。

朋子のいじわる。また、余計なことをいって。
田中くんは、前を向いたまま歩き続けている。聞こえなかったのかな。それとも、聞こえないふりをしているのかな。
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