真面目な不良くん!?
神崎くんにアタシの家の近くまで
送ってもらった所だった。
「あの、ココまでで大丈夫!」
「そう…じゃあ、また明日」
「うん明日…ってあの、
一つだけ気になる事が…」
「何」
「先生には何も言われなかったの!?」
アタシ授業サボってしまったわけだし…
「別に…保健室で寝てました、
って言っといてあげたけど」
「そっか、ありがとう
でも神崎くんは
午後の授業受けたんだよね?」
「当たり前」
あははは、
ですよねー。
仮にもこの方ヤンキー
なんですけどねぇ。
神崎くんとわかれて家に着いたのは
18時を少し過ぎた頃だった。
「ただいまー…」
「今日は遅かったんだね」
お母さんが玄関まで出迎えてくれた。
「ぁ、うん…まぁ~…
先生に頼み事されちゃって」
本当は違うけどね。
「ふーん、そう
お腹すいたでしょ?
ご飯にするよ!!」
「…うん」
靴を脱いでリビングに向かった。
今日は神崎くんと
たくさん話をしちゃった…
何か、思ってたより
優しい一面もあったよーな…
なかったよーなぁ…