@名もなき冒険者
リュート『このまま進むのは難しいな、何匹かは倒そうか』


リュートはオークが群れから離れるタイミングを見計らって、オークに石を投げる。

その石がオークの頭にヒットした。

ぼこっと鈍い音がし、怒ったオークがリュート目がけ凄い勢いで走って来た。

リュートは間合いに入るタイミングに合わせ、斧を振り上げた、オークはとっさに避けようと顎を後ろにひくが、リュートは読んで前に出ていた。


ゴツ!


決定的な破壊力はないけど、オークの顎にヒットした。

しかしオークは全く怯まず斧を振るった、モーションをまだ戻していないリュートにヒットした。

リュート『つっ!この!』

この様子からすると今までのオークより強いらしい。

「スローとパライズとディア!」

オークに弱体3点セットを唱えた。

とたんにオークの動きが鈍った、スローと麻痺と防御力の下がるスリップはとても効果が高いのだ。

形勢は逆転した、リュートの大降りなモーションが痛快に決まりだした。


リュート『おぉ!?』


最後、リュートはダブルアタックでオークを倒した。

回復魔法をかけるとみるみるケガが消えてゆく。


リュート『ふぅ~!
 今のはちょっと強かったな~
 キミがいなかったら死んでたかもね?サンキュ~!』


そう言ってリュートは微笑んだ。

リュートの役に立てて嬉しい、生きる喜びとはこういう事なのかな?
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