HEARTY DAYS
この日の夕方も、同じように私とヨルは公園に行った。


公園に行こうと言い出したのは、初めはヨルの方だったのに、今では私の方から誘うことの方が多い。



夕焼けの空がまだ眩しく輝いていて、オレンジに染まった砂場からは、子供たちのはしゃぐ声が聞こえてくる。


この時間帯、ブランコにはいつも誰もいなくて、私たちは夕方公園に来る時は、決まってブランコに腰掛けるのだった。


子供に返ってブランコを漕ぐ私に、ヨルが言った。


「今週、何回ここに来ましたか?」

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