冷たい月



香りが少しずつ



気持ちを解放していくのがわかった




心から出ないように


押し込めようとしても



溢れ出てくる





……本当の自分で居たい






泣きそうになり



顔を上に向けて本で隠した








……なんで…なんでこんな事に…












本心を人に話すなんて


しかも人前で泣くなんて



ずっともう忘れていた
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