ごくふたり
俺が選んだバイト先は岩盤浴『壮健』。
今、大ブー厶の岩盤浴がオープン!が謳い文句だったが、岩盤浴って何なのか、実はよく知らなかった。
秋田でよく健康ランドに通っていたから、その類だろうと。
酔っ払いのおやじと喧嘩さえしなければ、楽な仕事だよなぁって。
それだけの理由だった。
11月の初めから勤務がスタートした。
吉村君という、黒ぶちメガネで俺より年齢が2つ年上の元ホテルマンがいた。
ホテルマンらしく?ヒゲは一本たりとも剃り残さず、毎日髪型もジェルで塗り手繰られ、まるで中国の体操選手のようにピシピシっとしていた。
「青木君は秋田から来たんだ。ようこそ、地震王国・仙台へ」
初日の顔合わせの時に、初めて会話した言葉だった。
どうも苦手なタイプだった。
今、大ブー厶の岩盤浴がオープン!が謳い文句だったが、岩盤浴って何なのか、実はよく知らなかった。
秋田でよく健康ランドに通っていたから、その類だろうと。
酔っ払いのおやじと喧嘩さえしなければ、楽な仕事だよなぁって。
それだけの理由だった。
11月の初めから勤務がスタートした。
吉村君という、黒ぶちメガネで俺より年齢が2つ年上の元ホテルマンがいた。
ホテルマンらしく?ヒゲは一本たりとも剃り残さず、毎日髪型もジェルで塗り手繰られ、まるで中国の体操選手のようにピシピシっとしていた。
「青木君は秋田から来たんだ。ようこそ、地震王国・仙台へ」
初日の顔合わせの時に、初めて会話した言葉だった。
どうも苦手なタイプだった。