青蝶夢 *Ⅱ*
『もう、やめ、やめ
やってられっかよ』
リハビリ室の床に
ぺタリと座る芳野。
動かないくせに
痛みを伴う足に苛立つ・・・
そんな、芳野の傍には
いつも、伊吹がいた。
『ヨシノ、ほらっ
立てよ
もう一回やってみよう』
芳野の脇に、手を当てる。
『放せよ』
伊吹の手を振り払う、芳野。
『ガキでもあるまいし
先生を、困らせるなよ
ほらっ、ヨシノ』
やってられっかよ』
リハビリ室の床に
ぺタリと座る芳野。
動かないくせに
痛みを伴う足に苛立つ・・・
そんな、芳野の傍には
いつも、伊吹がいた。
『ヨシノ、ほらっ
立てよ
もう一回やってみよう』
芳野の脇に、手を当てる。
『放せよ』
伊吹の手を振り払う、芳野。
『ガキでもあるまいし
先生を、困らせるなよ
ほらっ、ヨシノ』