青蝶夢 *Ⅱ*
壊れたのは

相手がお前だから・・・

お前だから・・・

俺の胸は、こんなにも苦しい。

「俺のせいで
 お前は、こんなにも・・・
 
 ヒイロとの事は、お前には
 どんなに、謝っても
 謝り足りないだろう
 
 お前に、彼女の事を
 頼んでおきながら
 ヒイロに再会した俺は
 自分の想いを抑える事が
 できなかった

 足が、こんな風に動くように
 なったのも、お前の支えが
 あったから、お前が俺以上に
 動くと信じてくれたから
 俺は今、こうして
 歩く事ができている

 お前には
 心から感謝している」

「感謝?
 感謝なんてされる覚えはない
 俺が好きで
 勝手にやったことだ」
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