黒蝶‐総長♀×総長♂‐ Ⅰ
教室に戻ると、既に着替え終わったみんなが、ギャアギャア騒いでいた。
みんなの瞳も、いつも以上にカラフル。
青はもちろん、緑、黄、紫、ピンク、黒、などなど……。
でも、赤はいなかった。
「あっ、つっくん!!
みとっちゃん、何のよ………うだっ…た、の…………?
って、…―――え?!」
私の顔を見た瞬間、咲希斗が固まってしまった。
クラスのみんなも気づいたのか、こっちをみて話しかけてこようとしてたが、
咲希斗と同じように、途中で固まってしまう。
「……?
おい、どうしたんだよ……?」
「つっくん、だよね?」
「俺じゃなかったら誰なんだよ」
「そ、うだよね、うん………。
それにしてもさ…。
つっくん、似合いすぎじゃない…?」
「そうか?」
似合いすぎ?
自分ではそんな気はしないけど……。