バトルロワイヤル
(……こんなやつらに誰も勝てるわけねぇじゃん…)オレは心の中で思った。
「今のところ細菌を扱うのは水100に対して10の割合…つまり1割で入れているんスよ。」
「なんで直接使わんの?」真弓は猫田に質問した。
「100%の割合で細菌を入れると空気に散らばって危険だから、水で薄めてるんスよ。」猫田は答えた。
「…なるほど。」
(ガチャ…)オレ達は理科室の方に戻った。
「徳光、こいつらヤバすぎやろ!!」児玉が徳光に向かって言った。
「まぁうちの最終兵器だからな、細菌は!」
(…ザー…)
突然机の上に置いていたトランシーバーが反応した。
(…パソコン研究部だけどすごいことを発見したの!!…)トランシーバーから興奮した紙本の声が聞こえてきた。
「…理科研究部の徳光だ!何がすごいことなんだ!?…」
(…いいから早く!理科部員全員で早くRANルームに来て!!…)紙本はかなり嬉しそうだ。
「…わかった。すぐにそちらへ向かう。…」
「おい、今の聞いてただろ?今から全員でRANルームに向かう。支度しろ!」徳光は武器をあれこれポケットに入れて言った。
『はい!!』部員は答えた。
オレ達は全員でRANルームに向かった。
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