バトルロワイヤル
(ドサッ)水野は倒れた。
「水野!!」
(……なんて卑劣な…)オレの頭の中は動転した。
そしてこの部屋でわずか1時間の内に3人の死者が出た。
「紙本達の死体を外に捨てよう…」児玉は重く口を開いた。
「えっ!?」ほとんど驚いた反応をした。
「部長の体を捨てれるわけないやろぉが!!」
「嫌やぁ!」部員達は部長と副部長が一気に2人も死んだことでどうしていいかわからない。
「甘えるなぁ!!」児玉は叫んだ。
「………!!?」
「…こんな中におるよりかは解放感のある外の方がいいやろ…」児玉は切なく言った。
「………」
「…わかった。運びだそう…。」1人の男が涙を拭いて言った。
「てっちゃん!?」大野は言った。
立ち上がった男は鎌田哲雄(かまた てつお)だった。
鎌田は今野の元に言って担ぎ始めた。
「昌好はオレも運ぶよ!!」後から大野も今野の元に行った。
「じゃあオレは紙本さんを…!」
「じゃあ水野さんを!」P研部員達は皆それぞれ死体の元に行った。
「…おまえ達はもぅ帰れ。」児玉は理科部員達にむかって行った。
「もぅ用は終わったから…。」
「…そうか…。…帰るぞ!」徳光は部員を引きつれて理科室に帰った。
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