バトルロワイヤル
「えっ?これって外れるもんなんか!?…」塩脇は首輪に触れようとした。
「おい、下手に触るな!!」児玉は塩脇を止めた。
「へっ?」なんてまぬけな声だ。
「あんまし下手に首輪をいじると爆発するんだぜ。」オレは塩脇に言った。
「うおぉお!!」
塩脇は慌てて手を離した。
「…亮ちゃん、塩脇くんもRANルームに連れていこうよ。」真弓はオレの裾をひっぱって言った。
「連れていくって?」
「せっかく首輪を外せたんならみんなの首輪を外してあげようよ!!」
オレは児玉を見た。
「別にいいんじゃねぇか?オレは賛成だ。」
児玉はコクリと頷いた。
「じゃあ塩脇、行くぞ!!」
オレ達はRANルームに向かった。

(ガラガラ)
RANルームに着いた。
「おかえり!…てか山川さん誰っすか!?その人!」
大野はオレらを迎えると同時に塩脇に指をさした。
中には理科部もP研もいた。
「まぁこいつは塩脇って言うんやけど、まぁ悪いやつじゃない。…それより、せっかく首輪を外したんだから今生き残ってるやつの首輪を全部外してやろうぜ!!」オレは大野に言った。
「…そうだな。…そうしよう!!」
大野は手をポンと叩いた。
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