バトルロワイヤル
「みんなあそこに逃げんぞ!!」徳光は図書館に向かって行った。
ふと図書館の上にあるプールのテラスの上を見ると児玉と林道の姿があった。
(……児玉…)
「山川!ボォッとすんな!!置いてくぞ!!」徳光はかなり切羽詰まっている。
(ダァンッ!!)
徳光は図書館の勢い良く開けた。
「誰だ!?」
中から誰かが叫んだ。
「徳光さん、誰かいますよ!!」猫田は徳光の体を揺らした。
「仕方がない。みんな隠れろ!!」
オレ達は中にいる男を無視してバラバラにカーテンの裏や本棚の裏に隠れた。
(ダァンッ)
続いて中塚も勢い良く入ってきた。
「誰だ!?オレは受験中だぞ!!邪魔するなぁ!!」中にいた男は中塚に向かって叫んだ。
「受験なんかしるかぁ!お前こそ誰なんじゃ!!」中塚は男に向かって叫んだ。
「オレは泉秋也(いずみ しゅうや)、3年だ!!その身長からしたらお前1年だろ!3年はなぁ、受験に向けて…」
(ダァンダァン)
(ドサッ)
泉は倒れた。
「だから受験なんてあるわけねぇじゃん…」
中塚は泉に向けてスナイパーを放った。
(あのデブ銃まで持ってんか!?…あの背負ってるデカイやつは何やねん…!?)
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