バトルロワイヤル
「…笑ってられるのも今の内だぁリンドォォ!!」児玉は斧を握って向かって行った。
(ヒュンヒュン)
「何度やっても同じなんだよぉお!!」林道は鎖をたくみに操った。
「…ここじゃあぁあ!!」児玉は林道に向かって斧を投げた。
「…こんなの簡単によけれるんだよ!!」林道は投げた斧をよけた。
「考えが甘かったな…」林道はそう言って鎖を使おうとした…
(……ガキョガキョッ…)
(鎖が動かない…!?)
林道は鎖を見た。
すると鎖には斧がテラスに刺さっていてビクとも動かない。
(こいつ最初(はな)から鎖(これ)を狙って…!!)
ふと林道が顔を上げると児玉はすぐそこまで来ていた。
「うおぉおぉお!!」児玉は林道にまたがった。
(ピキピキピキ…)
ついにテラスのガラスは限界に至っていた。
(バリィバリィィン…)
林道に勢い良くまたがった場所から瞬く間にガラスが割れていき、児玉と林道は下にあるプールに落ちた。
「うわぁあぁああぁあ!!!」
(バッシャーン)
夏の体育のために貯められていたプールの水は高く水渋きをあげた。
(ザバァ…)
児玉と林道はプールサイドに上がった。
(絶対負けねぇぞ…リンドォオ!!)
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