バトルロワイヤル
(ウィーン)
『…!!!!』
突然トラックの荷台の扉が閉まり始めた。
「山川、どぉいうことやねん!!」徳光はオレの肩を掴んだ。
「まぁ黙って見といて…。」
(…ブロロロロロロ…)
トラックはその場でエンジンを吹かしだした。
「…お、おい…」
(…ロロロロロロロ…)
トラックは門目がけて走っていって校庭から出ていった。
「オレはこの6日間見れるかぎりにこのトラックを調べてきた…。」オレは走り去るトラックを見て言った。
「…それがなんなん…?」
「それで1つ気になったことがあってな…。…それはこのトラックが校庭になくなる時間が規則的か不規則的かということ。」オレはみんなの方に向かって説明しはじめた。
「まぁ入ってくる時間が規則的なら出るのも規則的やとは思ってた。でもそれが何時かはわからんかってん。んでそれを調べてた。」
「…それで調べて出てきた結果が3時ってわけか?」児玉は言った。
「そうだ。わざわざみんな運動場まで出してスマンな。RANルームに今からもどるからさ…。」
オレはトラックの法則を見付け証明できたからスッキリした。
「…亮佑…、ありがとう…。」
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