バトルロワイヤル
ダメだ…みんな…、オレはこいつに勝てそうもない…。
境界性人格障害かなんかわからんやつを助けることはできんかった。
梶原、広瀬、それにみんなぁ。もう少しでお前達に会えそうだぜ。
オレはもう直そっちに逝ってやるからよ…。

『―…みつ…!』

…えっ?

『…徳光!!』
『徳光さん!!』
梶原?広瀬?どこだ?
なんで声だけ聞こえるんだ?
『…そんなことでいいのかよ?』
何がだ梶原?
『私達のかたきを取ってくれないんですか?』
おい、何言ってんだよ広瀬、オレはもう…
『お前はまだ死んでねぇだろぉ!!しっかりオレ達のかたきを取ってくれよ?』
…!!!
そうだ、オレはまだ死んでいない…、あいつらの分のかたきをしっかり取らないと…
理科研究部部長の名が廃れるぜ!!

(カチャ)
「…おい最後に言いたいことは無いんか?」
徳光は暗黙の世界から気が付くと青山はこっちに銃を向けていた。
「へっ…へへっ…」
(ガサガサ…)
徳光はその場で腰を落としながら左手でカバンをまさぐっていた。
(笑ってる!!?)
(スタッ)
青山はカバンを置いた。
「てめぇにはもったいないけどリボルバー2丁使ったるわぁ!?」
(バゥンバゥン…)
「ゴフッ…」
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