バトルロワイヤル
「ぎゃあぁぁあぁあ!!」グランドから大量の叫び声が聞こえた。
「な、何や!?」健太は腰がひけた。
「思ったとうりや…」児玉はつぶやいた。
「えっ?」
「あんなけアナウンスで流したら中には狙い撃ちするやつが出てくるやろ……」
「………」健太は黙りこんだ。
「じゃあトラックのところに行けないじゃないですか!!」御堂は言った。
「もう少し様子をみよ……」
5分後……誰かが歩いてきた。
(…スタスタスタ…)
「誰や!?」健太は眉毛をひねった。
「あいつ何で撃たれへんねんやろ……?」御堂は窓ごしに見て言った。
「……わかった!山川、拳銃かせ!」児玉はオレから短銃とカバンを取って窓をあけ、飛び出していった。
「オーーイ!」児玉はそいつの元へ走っていった。
「やばい!!撃たれる!……?撃たれへん?」児玉は撃たれずにそいつと仲良くトラックに行った。

「オレと仲がいいフリをしないと殺すぞ…」児玉は男の見えにくい部分に拳銃をつきつけた。
「お前屋上のやつらと仲間やろ……」児玉は左腕で肩を組み、右手は拳銃をつきつけていた。
「…はい。…だから命だけは……」
児玉と男はカバンに武器、食料をつめた。
< 49 / 358 >

この作品をシェア

pagetop